ソープ嬢・将来の夢は自殺することでした。

年末までに自殺する吉原のソープ嬢が、死ぬまでに書きたいことを書いておく。

死ぬ時期を逃したから

わたしが学生のときは就職氷河期だった。投じ発生障害を患っていたし、人とコミュニケーションをとるのが下手すぎるわたしは、就活を目前として死のうと思っていた。

だけど結局大学は中退して、就活活動なんかせず大人になってしまった。

気がついたら精神科のICUにいて、わたしは薬物依存患者となっていた。

前頭葉が萎縮したりと後遺症はあったけれど、26歳のときになんとか零細企業の会社員として務めることができた。

 

高校性のときからずっと思っていたんだ。

醜く老いるまでに死のうって。ホテヘル時代もDVDボックスでロープを首に巻いて、首吊り自殺見水をした。

あの時死んでいればよかったのに。いい歳してこんな醜態を晒さずに済んだのに。

 

わたしは子供時代からずっと母親に否定され、怒鳴られ続けていた。そのせいか自己肯定感がすっかり弱くなってしまった。

身体だけが目当てでも、近寄ってきてくれる弾性がいるのは有難かった。

 

風俗で働き始めてからも「もっと自分の身体を大切にしなよ」と友人らに言われ続けていたけれど、他人に一時でも愛されることは自分を大切にすることだった。意味がわからないかもしれないけれど。

母に精神的虐待を受け続けていたからこそ、上っ面だけでもちやほやしてくれる男性は、母よりずっとわたしを大切にしてくれていると思った…のは錯覚なのだろうか。

 

結果として「愛されるYさん」ができあがった。Yさんんというキャラクターが好きだった。そして今も好きだ。ただ体力気力が限界なYさん。それでも元気ぶるYさん。

お店を責めないで

わたしの在籍店は本当にいいお店だ。しょっちゅうドリンクを間違えたり、そういうところはあるけれど愛すべきポンコツさだ。

親は店を責めると思う。

だけどそれは間違っているから。わたしが売れるために媒体に出してくれたり、たくさんしてくれたから。「これは無理かな…」って半ば諦めかけていた媒体にも出してくれたから。

1日に7.5~10万稼がせてくれた。それでも借金が返せなかったのはわたしに非があるからだ。

吉原は4店舗目。最後にいいお店に巡り会えて本当によかったと思う。

わたしがこのお店で働けたことに悔いはない。

 

風俗・ソープの経営者なんてロクなものじゃないというのが世間の常識だと思う。

でも違うから!そんなのはひと昔前の話だよ。

 

努力しない子は稼げないだろうけれど、努力している子のことはちゃんと見てくれている。お店がネット媒体で後押ししてくれる。

 

Yという名でわたしの在籍店は簡単に判明すると思う。わたしは決してお店に殺されたんじゃない。

承認欲求が強すぎたのかな。とにかくお店に必要とされたかった。だけどそんなこと、お店派強要していないから。わたしが好きでやったことだから。

「Yさん」と「裕美」

昨日「自殺するね」という記事を書いた時の記憶が全くなくて今のところわたしはまだ生きている。眠剤とお酒、大量に飲んでいたので気がついたら床に倒れて寝ていた。

首は吊っていたみたい。首が痛い。

きっとわたしは無意識的に縄を解こうとしてしまうから、腕もロープで拘束しようと思う。

 

今のお店に入ってから、本名の裕美でいる時間よりYいう源氏名でいる時間の方が長くなった。

本名のわたしなんか好きじゃない。ちっとも愛せない。だけどYはいつも元気で、行動力があって、売れていて、好んでくれるお客様がたくさんいて、裕美よりもずっとキラキラしていたから、本名のわたしから背を背けていたんだと思う。本名のわたしなんか借金まみれでだらしがなくて、部屋も完全な汚部屋だし、キラキラしている要素なんてこれっぽっちもない。

 

Yは作られたキャラだから。わたしの理想像だから。「憧れている」「尊敬している」と言われても、それは裕美ではなくYからだ。裕美にはそんなら愛される要素はこれっぽっちもない。

Y裕美の狭間、そのギャップで悩んでいたのかもしれない。理想と現実が伴わなくて、わたしはゆらりに逃げていた。Yとしてなら成果を出せるから、Yして走り続けていたいたのだろう。

だけど美人でもなんでもないYの命は短くて、老けていくし、醜くなっていくし。結局Yも裕美もメンタルは弱い。年上でもがんばっている同業さんたちはいくらでもいるけれど、醜くなっていくことにわたしは耐えられない。せめて整形できるお金があったらな。

 

わたしの性格は極端だと思うYが駄目になったら自分の精神を保てない。だから死ぬ。

 

死ぬ準備オーライ

もう首は吊れる状態にセット済み。

眠剤をお酒で飲んでいる。このまま勢いで死ぬのか、まだあと数日思いとどまるのかは分からない。

改めて雑な遺書を書いた。

 

自殺する身でわがままを言う。

首吊り自殺の遺体は時間が経てば経つほど醜悪な姿になるので、死んだらなるべく早く見つけてほしい。これは本当にとてつもないわがままだと思う。

何でも話せて、なにかあったらすっ飛んで来てくれる友人がわたしには一人しかいない。

決行する直前にその子にLINEをすればいいのか、だけどその子を第一発見者にしたくない、ダメージを与えたくない。

ドアを開けたら友人が首吊って悲惨な姿でいただなんて、そんなの見たら友だちはボロボロになってしまうよ。第一発見者が一番精神的ダメージを強く受ける、そんなの当たり前だ。

 

死んだであろう時間にLINEの予約送信ができたらいいのに。

 

その友人は過去、わたしの命を救ってくれた。わたしが今こんな状態であることを伝えたら、仕事ブッチしてうちまで飛んできてしまう。わたしのことを救ってくれたのに、結局恩を仇で返してしまうことになった。

Mちゃん、わたしの友だちはあなたしかいない。疑り深くて人のことを信用しないわたしが唯一信頼している友人。なぜなら過去わたしの命を救ってくれたからだ。

 

だけどわたしはずっと「死にたい」と「生きたい」の狭間で生きてきて、結局死を選んでしまう、助けてくれた恩人を裏切ってしまう。

 

源氏名のわたしはたくさんの人に愛されていた。それはわたしが無茶してがんばりすぎたからこそ出た結果だ。

閑散期知らずだし、1ヶ月分の予約はすぐに完売するし、なにが不満なんだろうって思う人も多くいるだろう。

不満というか、がんばりすぎて疲れたの。

休めばいいじゃんって思う人もいるだろうけど、稼いでる癖にわたしの家計は火の車なの。

休んだら、忘れられそうで怖いの。

 

酔ってるから支離滅裂だ。