ソープ嬢・将来の夢は自殺することでした。

年末までに自殺する吉原のソープ嬢が、死ぬまでに書きたいことを書いておく。

「Yさん」と「裕美」

昨日「自殺するね」という記事を書いた時の記憶が全くなくて今のところわたしはまだ生きている。眠剤とお酒、大量に飲んでいたので気がついたら床に倒れて寝ていた。

首は吊っていたみたい。首が痛い。

きっとわたしは無意識的に縄を解こうとしてしまうから、腕もロープで拘束しようと思う。

 

今のお店に入ってから、本名の裕美でいる時間よりYいう源氏名でいる時間の方が長くなった。

本名のわたしなんか好きじゃない。ちっとも愛せない。だけどYはいつも元気で、行動力があって、売れていて、好んでくれるお客様がたくさんいて、裕美よりもずっとキラキラしていたから、本名のわたしから背を背けていたんだと思う。本名のわたしなんか借金まみれでだらしがなくて、部屋も完全な汚部屋だし、キラキラしている要素なんてこれっぽっちもない。

 

Yは作られたキャラだから。わたしの理想像だから。「憧れている」「尊敬している」と言われても、それは裕美ではなくYからだ。裕美にはそんなら愛される要素はこれっぽっちもない。

Y裕美の狭間、そのギャップで悩んでいたのかもしれない。理想と現実が伴わなくて、わたしはゆらりに逃げていた。Yとしてなら成果を出せるから、Yして走り続けていたいたのだろう。

だけど美人でもなんでもないYの命は短くて、老けていくし、醜くなっていくし。結局Yも裕美もメンタルは弱い。年上でもがんばっている同業さんたちはいくらでもいるけれど、醜くなっていくことにわたしは耐えられない。せめて整形できるお金があったらな。

 

わたしの性格は極端だと思うYが駄目になったら自分の精神を保てない。だから死ぬ。